なんでこうなるの?

風来坊のなにげない日々を綴るブログ

本葬

27日に勘三郎丈の本葬告別式に行ってきました。
一度財布を持たずに駅まで行ってしまい
取りに戻ったので築地に着いたのは1時半ごろ
ちょっと遅くなっちゃったな〜と
一般焼香の列の最後尾を探してダッシュ
ようやく見つけて並んだのですが
なんと築地本願寺を取り巻いて近所の公園内に
つづら折りになって並んでおります〜
これどんだけ待つんだ!と心配しつつ
携帯のワンセグで中継みながら待ってました。
これでけっこう内部の進行ぐあいとか様子がわかって
安心して待っていられたし、退屈しなくてすみました。
途中密かに涙ぐんだり・・・・
ちょっと遅れて一般焼香の列が動き出しましたが
結局、全部終わって出てきたのは4時半すぎ。
3時間かかった計算になりますね。
どうりで太ももパンパンだわ。
結局1万2千人ほど並んだそうですが
そのうちの一人が、この私です。
  
肝心のお焼香ですが、堂内に入る際に
「撮影はご遠慮下さい」って言ってたので
堂内&ご遺影の写真はありません。
無視して撮影してる人も多かったけど
そこはやっぱりね、奥にご本尊様がいらっしゃるわけだし
撮りたいという欲を抑えて撮影しませんでしたよ。
本願寺のご本尊様「ほめて、ほめて〜〜〜〜〜!」(笑)
  
ゆっくりと堂内に入ると、ニュースで見た遺影。
本当に良いお顔してるんです。
写真なんだし変化しないはずだけど
なんかどんどん昇華されていくような
すがすがしいお顔になってきてる気がしました。
もう、ここらで滝涙。
なんとかお焼香すませてちょっと腰をいたわって
ふと横を見ると、勘九郎七之助ご兄弟がご挨拶されてました。
そうなんですよ!一般の人たちにいちいち頭を軽く下げて
ご挨拶されてるんです。
とても良い表情、覚悟決まった、
きりっと引き締まって「漢・おとこ」って感じです。
そして出口のちょっと前の所に小山三さんが!
さすがにご高齢なんで椅子に座っていらっしゃったけど
気丈にご挨拶なさってましてね
思わず、私、深々と頭下げちゃった。
内心では「きゃー小山三さん!写真撮って!」なんて気持ちも
多少、いえほんのちょっとですがかすめたんですが
さすがにそれやったら「大馬鹿」ですし
この場はそういう場じゃないので
気持ちだけでご挨拶して出てきました。
できれば長生きしてご兄弟を見守って欲しいです。

そしてこれが本願寺の入り口。
ここでも「立ち止まらず歩いてください」と
交通整理のおにいさんが指導してたけど
堂内我慢したんだからと2カットだけささっと撮影。
ここまでお別れに来たという私の思い出です。
まってろよ!勘三郎!私もすぐにそっち行くから!
どうせ人間の一生なんか
地球の長い歴史に比べたらほんの一瞬
あっという間に会えるさ〜!
  
一門の方々、たぶん夜遅くまで
最後の一人のかたのお焼香が終わるまで
みんな待ってご挨拶されたんでしょうね。
そういう「お客様」をとっても大事にした精神は
まさに中村屋勘三郎のDNA!
これからも中村屋、応援いたします。