なんでこうなるの?

風来坊のなにげない日々を綴るブログ

身丈っていったい?

今ちょっと和裁に関しての疑問で頭いっぱいです。
「身丈」というと、きものの縦方向のサイズのことなんですが
採寸する場所が人や和裁の本によって違うことに気がつきました。
私は母からはこう教えられました。
「身丈とは肩山から裾まで、あんたは4尺1寸5分」と。
ところがある人はこう言います。
「身丈とは背中心の衿付の下から裾まで」
いったいどっちなんだ?
 
 1.身丈の中に背と肩がある。両方混在してる。
  どっちも間違いではないが
  お仕立てを頼むときははっきりどっちなのか言うべし。
 2.身丈とは背身丈のことが主流であるが、
  一部の本や地域では肩身丈の場合もある。
  間違いではないが主流ではないので注意が必要。
 3.身丈とは背身丈のことであり、肩山からの採寸は間違い。
 4.身丈とは肩身丈のことであり、衿付からの採寸は間違い。
 5.昔は身丈=肩身丈、今は身丈=背身丈
 
考えられるのは以上の5つのケース。
私としては正解は肩身丈のみ!なんだけど、
けっこうレアなケースかなって感じてるの。
持ってる和裁本三冊はすべて肩山からの採寸で身丈になってる
でも最近色々な人が背身丈を絶対の正解のように言うの。
両方混在してるのを認めたくないのかしら?
なんかそういう閉鎖的な間隔ってのを持ってるのを見ると
だから和服って発展しないのかもって思う。
個人的には答えは「1」であって欲しいんだけどね。
いいじゃん、フレキシブルで。
そのかわり、きものの仕立てにかかわる時
受けるほうも発注するほうも「両方ある」と
しっかり認識してお客の言うことを優先するべき。
長襦袢の身丈を店は「背身丈」私は「肩身丈」でやりとりし
裾を引きずる長襦袢が出来上がったことがあった。
一度確認したのよ、肩山からですよって。
それなのに背身丈で仕立てやがったのだ。
当然、水掛け論になり私はその長襦袢を捨てたけど、
あれほど悔しい思いをしたことはなかったなあ。
京都のネット店だったけど最低な店でした。